家の中で靴を履くべきではない、ゾッとするような理由

8月 21, 2018 by apost team

多くのアメリカ人家庭と同様に、私も家の中で靴を履くのは普通のこととして育ちました。朝の時間帯は必然的に靴下だけで過ごし、一旦靴を履いたら一日ずっと靴を履いたままで過ごしました。靴がよっぽど汚いとか、一日中靴を履いていて足が痛いといった理由がなければ、幼少時代から成人になるまでずっと、家の中でスニーカーを履いたままでいることは苦ではありませんでした。

ドイツに引っ越してから変わった習慣

ご存じないかもしれませんが、ドイツ人(そしてほとんどのヨーロッパ人)は家の中では靴を履きません。靴を履いたままで他人の家に入れば、それは失礼な行為として見なされます。ハウスシューズ、ドイツ語で「Hausschuhe」と言いますが、ドイツの家庭の玄関に入ると、大抵の場合これらが用意されています。家を訪問中はこの柔らかいスリッパを履き、外靴はあなたが帰って行くまで玄関に置かれたままになります。

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「何でアメリカ人は家の中でも外靴を履くの?」 この質問は夫、同僚、ドイツで出来た新しい友達などから数え切れないほど尋ねられました。正直言うと、初めはどうしてそうなのか、しっかりと答えることが出来ませんでした。しかし徐々に、このおかしな習慣が私の健康に害を及ぼすということを学んだのです。

ドイツ、日本、またその他の、靴を家の中で履くことを慎む習慣のある文化圏では大変重要なものを回避しています:それは細菌です。

「えー、細菌ってことはないでしょう!」と思ったら間違いです!

あなたの靴は大腸菌を引き寄せる磁石のようなものです。大腸菌と聞けば、ほとんどの人が汚れた河川や湖を思い起こします。二、三の例を挙げるだけでも、鳥の糞、犬の糞尿など、歩道や地面など、有害な細菌は数多くあります。屋外を一日歩いた靴を家の中でも履いたままだと、それら細菌を家の中に持ち込んでいることになります。最近の研究では、靴は44万2千種もの細菌を運び回ることが分かっています。それら細菌の90から99パーセントが靴を経由して家の中に入り込むいう結果が出ています。

大腸菌はあなたの腸内に生息する細菌です。大腸菌は下痢、腸の疾患、尿路感染症などの病気を引き起こします。腹部の痛み、下痢、吐き気、長期にわたる疲労などの症状を伴います。ごく少量の大腸菌を飲み込むだけで感染を引き起こします。家の中で靴を履くというのは、大腸菌に周りを囲まれているのと同じです。

さらに最近テキサス州ヒューストンで実施された調査によると、人々の靴の25パーセントからクロストリジウム・ディフィシルという有害な細菌が検出されました。クロストリジウム・ディフィシルは生命を脅かす結腸炎を引き起こします。この細菌は公園、ファーストフードのレストラン、商業施設などを歩いた靴を介して、家の中に持ち込まれました。

外部からの細菌で覆われた床の上を赤ちゃんがはいはいをしている様子や、原因不明の吐き気に突然襲われる様子を想像してみてください。気持ち悪いですよね?

家の中で靴を履くのを止め、ハウスシューズやスリッパを家の中で使えば、簡単に悪い病気からご自分や家族を守れるのです。早速、実践してみて下さい。家の中ではスリッパを履くという習慣に変えるのはとても簡単でした。スニーカーを家の中のカーペット上で履いている姿など、今では想像すらできません。

あなたは家の中で靴を履きますか? 家の中で靴を履く人をどう思いますか? この記事をシェアして、あなたの感想を聞かせてください!